散歩ウオッチング

オオモクゲンジ(月刊Kacce9月号 散歩ウオッチング)

散歩ウオッチング

※この投稿は、月刊Kacce2021年89月号(vol.452)掲載記事の再編集です。

 都会でも水辺で生まれた赤トンボをチラホラ見かける季節です。水田の多い里では、秋になると、夏の暑さを避けて山で過ごしたアキアカネが産卵をしに一斉に里に降りるため、帽子や指先に止まることがよくあります。

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目弾き(月刊Kacce8月号 散歩ウオッチング)

散歩ウオッチング

※この投稿は、月刊Kacce2021年8月号(vol.451)掲載記事の再編集です。

 今月7日は立秋。初秋は空気が澄み渡り、星空がよく見えます。都会では天の川はよく見えませんが、郊外を訪れる際は空を見上げてみてください。天の川が川のように見えるのは、太陽系が銀河の端の方にあり、円盤状の銀河をほぼ真横から見ているからです。

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爆蘭(月刊Kacce7月号 散歩ウオッチング)

散歩ウオッチング

※この投稿は、月刊Kacce2021年7月号(vol.450)掲載記事の再編集です。

 最近は梅雨入りも梅雨明けもはっきりとせず、ニュースなどでも「〜と思われる」といった表現が多いような気がします。ただ、屋根の下で暮らす私たちの日常生活に梅雨はあまり影響しなくなってきているのかもしれませんが。

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修善寺寒桜(月刊Kacce3月号 散歩ウオッチング)

散歩ウオッチング

※この投稿は、月刊Kacce2021年3月号(vol.446)掲載記事の再編集です。

 フキ、ウド、セリは縄文時代から食されてきた日本原産種。フキは都会でもよく目にしますが、ウドやセリを見かけることは珍しくなりました。フキの若い花芽であるフキノトウは解毒、強壮作用があるため、冬眠から目覚めたクマが真っ先に食べると言われています。

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冬晴れ散歩(月刊Kacce12月号 散歩ウオッチング)

散歩ウオッチング

※この投稿は、月刊Kacce2020年12月号(vol.443)掲載記事の再編集です。

 住宅街の庭先で、スイセンが太陽に向かって大きく花弁を広げ輝いています。公園ではイロハモミジの紅葉が見頃で、木の下に入り逆光で見るか、緑の葉を後ろに見ると紅葉が引き立ちます。

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秋葵と西瓜(月刊Kacce7月号 散歩ウオッチング)

散歩ウオッチング

※この投稿は、月刊Kacce2020年7月号(vol.438)掲載記事の再編集です。

 今月は、旧暦の文月(ふみつき)。現在は新暦の7番目の和風月名として用いられていますが、実際には旧暦は新暦より1か月程度遅いため、文月は新暦で7月下旬~9月上旬頃の季節感になります。

 まだ梅雨の最中で散歩にはあまり向かない季節ですが、熱中症に注意しながら畑散歩をしてみました。見かけたのはアオイ科トロロアオイ属の「オクラ(秋葵)」。英名は「okra」でアフリカ原産(エチオピアが有力)。花は、8月頃に花壇で見かけるトロロアオイ(花アオイ)にそっくりです。

オクラの花

オクラの花

小型の黄色い花で中央は濃赤色、果実は八百屋さんでも見慣れた角形で、長さは10㎝くらい(丸型もあり、こちらは大型)。日本では1年草ですが、熱帯地方では多年草のようです。

オクラの実

オクラの実

 オクラのネバネバ成分はペクチンやアラビン、ガラクタンなどの食物繊維で、整腸作用のほかコレステロールを減少させる効果もあるそうです。他にも多くの栄養素が含まれているので、夏バテ防止にもなります。畑で野菜の販売所を見つけたら、のぞいてみてはいかがでしょうか。

黒皮系スイカ

黒皮系スイカ

 近所の畑では「スイカ(西瓜)」を見かけました。ウリ科スイカ属の1年生草本で原産地はアフリカですが、中国の西方から伝来したので「西瓜」の字が当てられたようです。花は雌雄異花で黄色。自家不和合性という遺伝子特性のため、自家受粉(同じ株内での受粉)では良い果実は実りません。見かけたのは黒に近い濃緑色の黒皮系スイカで、おそらく高級な品種の「タヒチ」だと思います。葉物野菜なども多く見かけますので、栽培の様子などを眺めながら散歩をお続けください。

森野かずみ