秋葵と西瓜(月刊Kacce7月号 散歩ウオッチング)

※この投稿は、月刊Kacce2020年7月号(vol.438)掲載記事の再編集です。

 今月は、旧暦の文月(ふみつき)。現在は新暦の7番目の和風月名として用いられていますが、実際には旧暦は新暦より1か月程度遅いため、文月は新暦で7月下旬~9月上旬頃の季節感になります。

 まだ梅雨の最中で散歩にはあまり向かない季節ですが、熱中症に注意しながら畑散歩をしてみました。見かけたのはアオイ科トロロアオイ属の「オクラ(秋葵)」。英名は「okra」でアフリカ原産(エチオピアが有力)。花は、8月頃に花壇で見かけるトロロアオイ(花アオイ)にそっくりです。

オクラの花
オクラの花

小型の黄色い花で中央は濃赤色、果実は八百屋さんでも見慣れた角形で、長さは10㎝くらい(丸型もあり、こちらは大型)。日本では1年草ですが、熱帯地方では多年草のようです。

オクラの実
オクラの実

 オクラのネバネバ成分はペクチンやアラビン、ガラクタンなどの食物繊維で、整腸作用のほかコレステロールを減少させる効果もあるそうです。他にも多くの栄養素が含まれているので、夏バテ防止にもなります。畑で野菜の販売所を見つけたら、のぞいてみてはいかがでしょうか。

黒皮系スイカ
黒皮系スイカ

 近所の畑では「スイカ(西瓜)」を見かけました。ウリ科スイカ属の1年生草本で原産地はアフリカですが、中国の西方から伝来したので「西瓜」の字が当てられたようです。花は雌雄異花で黄色。自家不和合性という遺伝子特性のため、自家受粉(同じ株内での受粉)では良い果実は実りません。見かけたのは黒に近い濃緑色の黒皮系スイカで、おそらく高級な品種の「タヒチ」だと思います。葉物野菜なども多く見かけますので、栽培の様子などを眺めながら散歩をお続けください。

森野かずみ

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