2019年11月30日(土)、田柄の吉田さんの農園で、練馬の冬の風物詩となっている「練馬大根引っこ抜き競技大会」が開催されました。
制限時間内に引き抜く本数を競う「選手権の部」(男女別)と、長さを競う「グループ参加の部」の2部門があり、区内外から438人が参加。
今年は世界都市農業サミットの一環として、海外からの参加者や留学生も一緒に大根を抜いて、大会を盛り上げました!
練馬の代名詞のような「練馬大根」ですが、実は昭和30年代以降ほとんど生産されなくなった“幻の大根”なのです。 平成元年から、練馬区が、JA東京あおばや農家の協力を得て育成事業に取り組み、年間約12,000本作られているそうです。
こちらが吉田さんの畑。青々として大根の葉が広がっています。
開会式では、前川区長やJA東京あおばの組合理事長、農園主の吉田さんなどのご挨拶があり、そのあと選手宣誓!
参加者全員が大根畑の中で、準備運動〜!
留学生の皆さんも、とっても楽しそうです!
世界都市農業サミットで来日しているゲストの方々も、大根を抜いてポーズ!
JA東京あおばのキャラクター、GODAI君とすず夏ちゃん。子どもたちに大人気♪
さっそく競技開始! こちらは「選手権の部」です。 練馬大根は、引き抜くのには青首大根の3〜5倍の力が必要とされるため、選手は制限時間90秒の中で悪戦苦闘。
今年は特に大根の生育が良く、なかなか抜けずに苦心している選手がたくさんいました。 地中で曲がっていることも多いため、無理に引き抜こうとすると、途中でボッキリ。 審査員長も「ゆっくり慎重に〜」と声をかけていました。
一方、グループ参加の方は、子連れファミリーや、三世代での参戦が多く、のんびり和気藹々♡ 子どもたちは、土や葉っぱの感覚を楽しみながら、大きな大根を見て喜んでいました!
子どもたちも大きな大根を引き抜いて、ご満悦♪
抜いた大根のうち、長さや重さ、面白い形でエントリーできそうなものを計測してもらいます。
この日収穫された練馬大根約5,000本のうち、約4,300本は、区内小中学校98校の学校給食として提供されました。 引っこ抜かれた大根は、次々とトラックへ。
JA女性部の皆さんが作る恒例の「すずしろ汁」も振る舞われ、選手も応援する人もみんなでほっこり。
賞品はこんな感じです。 「選手権男性の部」の優勝賞品は、生タイプのカレーうどん、鍋用のズワイガニ1.2㎏、りんご5㎏、20㎏相当のお米券! 「選手権女性の部」は、上記のズワイガニの代わりに、草津温泉『ホテル櫻井』ペア宿泊券でした。
練馬ならではのお楽しみがいっぱい詰まった「練馬大根引っこ抜き競技大会」、 毎年10月頃、参加者募集の案内が練馬区報に掲載されますので、来年ぜひ挑戦してみては?