背高泡立草(月刊Kacce11月号 散歩ウオッチング)

※この投稿は、月刊Kacce2022年11月号(vol.466)掲載記事の再編集です。

 今月は、10月に開花したキク科アキノキリンソウ属の「セイタカアワダチソウ(背高泡立草)」が実る頃です。和名は花の様子を泡に例えて付けられたようですが、種子も泡のような感じに見えます。一時期、花粉症の原因植物とされていましたが、虫媒花なので、実際のところほとんど花粉は飛散しません。

 セイタカアワダチソウは北アメリカ原産の帰化植物で、切り花用として日本に導入された歴史がありますが、近年では薬草として注目されているようです。ただ、繁茂しすぎると自家中毒により消滅する自己調整機能を持つため、最近は減少する傾向にあります。

セイタカアワダチソウの花期
セイタカアワダチソウのと果期

 ところで、散歩中に気になるのが、歩道での無理な追い越しやスピード走行、信号無視などの自転車のマナーです。自転車はルールを守れば健康にも環境にも良い乗り物ですが、歩道はあくまでも歩行者優先です。歩道上で自転車と歩行者が接触事故などを起こした場合は、自転車側の責任となることがほとんどで、運転者が未成年であれば保護者の責任となります。やむを得ない場合や例外を除き、原則として自転車が通行できるのは車道か自転車道なので、歩道では十分に気を付けてもらいたいものです。万が一、歩道上で事故に遭ってしまった場合には、迷わず警察に連絡するようにしましょう。

 自転車など周りに気をつけながら、秋の散歩をお続けください。

森野かずみ

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