赤鬼がいる⁉︎ 練馬のチョコレート専門店(2025年月刊Kacce2月号)

2月といえば、節分にバレンタインデー! そんな季節にぴったりな「鬼」と「チョコレート」の店が大泉学園にあるらしい…。
一体どういうこと⁉


※2025年2月号掲載当時のものです。内容が変更になっている場合があります。

練馬の赤鬼、鬼村さんとは?

 「チョコと鬼を推す店」という不思議なキャッチフレーズを掲げるのは、東映東京撮影所の近くにあるチョコレート専門店「あちこち屋」。お店のインスタグラムを見てみると、真っ赤なボディにトラ模様のパンツを履いた赤鬼を発見っ! その正体は、福祉作業所「ウイズタイム」の所長、木村英幸さん。「利用者を障害の種別で分けたくない」という信念のもと、さまざまな障害を持つ人が通っています。あちこち屋のチョコレートは全てウイズタイムで作られたもの。木村さんはそのPRのため、赤鬼の“鬼村さん”として活動しています。鬼村さんを始めたのは、今から4年ほど前のこと。
「当時は商品の種類も少なく、インスタで店の宣伝をしようにもネタがなかったんです。作業所の節分のレクリエーションで鬼の格好をしたらウケたので、じゃあこれを載せちゃおう!というのが“鬼村さん”誕生のきっかけでした」と木村さん。
 店頭や練馬区内のイベントにたま〜に現れるなど、鬼村さんの活動はまさに神出鬼没。会いたいと思ってもなかなか会えないレアキャラとあって、鬼村さんが店番を務めた昨年の節分には、なんと300人ものお客さんが集まるほどの大盛況っぷりだったそう! 今年は2月1日に鬼村さんがお店に登場するとのこと。鬼村さんの情報は、随時インスタにアップされるので、会いたい人はこまめにチェックしてみて!

緑の中に映える赤鬼! 昨年は、「練馬大根引っこ抜き競技大会」にも参戦。今年は優勝を目指しチャレンジするそう
木村さん(左)と「あちこち屋」店長の
高根沢さん(右)

チョコレート作りは人生と同じ

 あちこち屋で販売しているのは、カカオ豆の仕入れからパッケージまでの全工程を一貫して行う「Bean to Bar(ビーントゥーバー)」という製法で作られたチョコレート。
「材料はカカオ豆と与論島産のきび砂糖のみ。シンプルだけどこれだけでおいしいんです。産地ごとにカカオ豆の味が異なるので、同じ作り方でも違う味になるんです。そこを楽しんでほしいですね」
 工程を細分化できるため、障害のある人も取り組みやすいことが決め手のひとつとなったそう。
「チョコレートは失敗してももう1度溶かして作り直せます。チョコレート作りは人生と同じで、失敗しても何度でもやり直せる。それもよいところだなと思いました」と話してくれました。
 ウイズタイムのメンバーが、泣いたり笑ったり、時にはけんかしたりしながら作り上げるチョコレートは、人生と同じくちょっぴりビター。定番のチョコレートバーのほか、「カカオニブ」や、カカオ豆とナッツの「キャラメリゼ」など、カカオ本来の濃厚な味わいや香りを堪能できる商品がラインナップされています。紅茶やコーヒーと好相性なのはいうまでもなく、ワインやウィスキーとのペアリングも最高♪ バレンタインデーのギフトにもぴったりです。ちなみに2月1日と14日にはガトーショコラの限定販売もあるそうです。
 今後の目標は、「練馬区で1番おいしくて面白いチョコレート屋になること」というあちこち屋。気になる人はこの機会に訪れてみては?

使用するカカオ豆は、1粒1粒ていねいに手剥き。
「機械ではカカオ豆の形が崩れてしまうんです」
おしゃれな店内は、高根沢さんのセンスによるもの。「内装も商品パッケージもこだわっています」。鬼村さんの人形や写真などもディスプレイされています

あちこち屋 練馬区大泉町6-10-4 ※営業日・営業時間等はinstagramをチェック

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