光が丘のシンボルだった清掃工場の真っ白な煙突…
昭和58年に完成してから、練馬区で一番高い建築物だったって知っていましたか?
その高さは約150m。
練馬区の近くなら、どこにいても、真っ白なこの煙突を目印にすれば迷わない! と、頼りにしていた人も多いと思いますが、光が丘清掃工場の建替工事に伴い、この煙突が生まれ変わることになりました。
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2016年3月末で工場が閉鎖となって解体工事が始まり、2017年6月から日に日に短くなり始めた煙突。
「煙突がなくなっちゃうの?!」 「跡地に何ができるの?」
と言った声も多く聞かれ、Kacceにも毎月読者ハガキで「短くなっていく煙突を見るのはさみしい」という声が寄せられました。
思っている以上に、光が丘の煙突は多くの人の心のよりどころになっていたのかも?! と、実感。
ということで…解体&建替工事の様子を何回かに分けて、Kacceが地道に撮りためた写真で振り返っていきたいと思います!
第1回目は、2017年3月から12月までの様子です。
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2017年3月26日撮影。煙突解体用の移動式昇降足場が取り付けられています。
ズームで見てみると、よくわかりますね。
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2017年4月27日撮影。清掃車が運んできたごみを入れるバンカ(焼却するまでごみをためておくところ)の入り口が見えます。
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同じく2017年4月27日撮影。煙突解体のためのタワークレーンが設置され、上へ上へと移動〜。
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2017年6月2日撮影。煙突を含め、工場の解体作業を行うための全覆い仮説テントの組み立ても同時進行。
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2017年6月22日撮影。煙突の解体いよいよスタート。煙突の全景もこれで見納めです。
ワイヤーソー工法という方法で煙突外筒のコンクリートを2m×5mの短冊状に切断し、タワークレーンで内側に吊り下ろしていく作業です。
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2017年7月1日撮影。光が丘公園側から見たところ。
煙突の切断や、仮説テントの骨組みの組み立て作業が進んでいるのがわかりますね。
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2017年7月28日撮影。工場棟が、仮説テントの骨組みですっぽり覆われました。
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2017年8月18日撮影。骨組みの外側に防音シートが設置され、内側には壁防音パネルが設置されています。
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2017年10月23日撮影。だいぶ短くなった煙突。テント内では、煙突や工事棟の解体がどんどん進んでいます。
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2017年12月21日撮影。煙突の高さがテントよりも低くなりました。タワークレーンや昇降用の足場もすべて撤去されています。
テントの中では地下構造も解体され、土壌も撤去されています。
在りし日の煙突の姿が懐かしく思い出されますね〜(涙)。
次の【光が丘煙突ウォッチング②】では、テント内での解体工事が終わり、テントオープン&骨組み解体によって、敷地がいったんフラットになるまでをお伝えします!