成増駅のすぐ近くで50年、地元で親しまれてきた中華料理店「成増飯店」が2018年9月20日で閉店との情報を聞き、最終営業日のランチに行ってきました。
開店は、50年前にビルが建つのと同時だったそう。
その頃は、高級中華料理店としてきらびやかな入り口が話題になっていたのではないでしょうか。
当時のお店の様子に思いを馳せながら、昭和へタイムスリップしたかのようなお店の前に到着。
お店の前にあるメニューの見本もビルと同様、年季入ってます！
奥には回るテーブルを発見！
それほど広い店内ではありませんが、お客様への“おもてなしの心”が、店内のインテリアや装飾に感じられます。
メニュー表。ご飯ものと麺類だけでもこんなに品数が多いので、迷う迷う（笑）。
最後のランチは「あわび、えび入り」に惹かれ、「海鮮湯麺（シーフードそば）」（980円）をチョイスしました。
見た目よりあっさりしていて、太めのちぢれ麺が美味しかったです♪
ついでにカリッカリの餃子（６個入り300円）も！ 半分食べたあとですが…(^^;)。
ビルの２階にあるのですが、階段しかないため、長年通ってきてくださった高齢のお客様がお店に足を運べなくなってきたそうです。
また、競合店が増えてきたことも閉店の大きな原因のようです。
最近、老舗飲食店の閉店が相次ぎ、本当に寂しいです。
ところで、テーブルの上に懐かしいものを発見。「恋の血液型占い」。
昔、いろいろなお店でよく見かけた気がしますが、なんだか久しぶり。最後なので100円投入してみました！
「血液型」のダイヤルをカチカチと合わせて（たぶん何も関係なさそう。笑）…出てきたおみくじで、ひとしきり盛り上がりました。
最終営業日のランチでしたが、店内にはお客さんもわずかだけ。
ちょっぴり切ない気持ちになりながらも、おいしくランチをいただきました。
ごちそうさまでした。
「成増飯店」の詳細
住所：板橋区成増2-12-6 ※2018年9月20日 閉店
