Kacce1月号の特集記事で掲載した、板橋区在住の冒険家・阿部雅龍さんから、Kacceの「ステイホーム」応援メッセージをいただきました!
前人未到のしらせルート南極点単独徒歩到達のため、北極や南極の厳しい自然のなかで冒険を積み重ねてきた阿部さん。 冒険というと、とてもアクティブな活動をイメージすると思いますが、阿部さんは“ステイ”こそが冒険の本質と言います。
「ブリザードの風で歪み、今にも壊れんとするテントで何日間も天気回復を待ったり、雪山で雪洞に入り、夜明けが少しでも早く来るようにと長い夜をただひたすら祈りながら震えたり、冒険先の許可申請のために永遠と待たされたり…。 北極で凍てつく海に落ち、氷漬けになった身体で一晩救助を待っていたときは、一瞬一瞬が永遠に感じられました」
冒険では、動いている時間より、「待つ」時間の方が圧倒的に多いのだそうです。
「何度も絶望の淵に立つことがありました。それでも冒険から学んだことは、回復しない悪天候がないように、人生には波があるけれど、沈めば必ず浮上するということ。もうダメだと諦めそうになったとき、支えてくれる家族や仲間たちの想い、過ごしてきた輝く時間が僕を支えてくれました」
「今は厳しい現状だとしても、皆が笑い会える時が来る。そのために今は“ステイホーム”。笑顔を忘れず、前を向いて過ごしていきましょう!」
阿部さんの笑顔を見ていると、元気をもらえる気がします♪
「しらせルート」による単独徒歩で南極点を目指すのは今年の秋の予定。世界初となる冒険が成功するよう祈っています!